2019年が終わってお正月モードに侵食されないうちに、最後の月報を書いておきます。
2019年、ほとりびの月報。タイトルに心の迷いがにじむ
まずは今年書いてきた月報の振り返りです。こうして並べてみると、前半の停滞感・模索してる感がすごい。そしてタイトルに当時の心理状態がまんま反映されていて苦笑い。記録は雄弁ですね。
ちなみにわたしが今年いちばんグッときた言葉は、「私たちに未来を語るのは“アーカイヴ”である」(by ジャン・リュック・ゴダール)でした。余談ですが。
<1期目 下半期>
- 年始のご挨拶
- スタートダッシュはがまんして、ゆるやかに基盤を整える―2019年1月のしごと
- 肩書きに迷走しつつ、広報領域の編集・ディレクションに注力―2019年2月のしごと
- 「情報資産の蓄積と活用」ようやく事業のキーワードが明確に―2019年3月のしごと
- 「ことばで伝える技術」を、企業で有効活用してもらうために―2019年4月のしごと
- 企業広報の領域で「編集」が果たせる役割って何だろう?―2019年5月のしごと
- 1年かけてやっと決まった、社名とタグラインと「次」に進む意志―2019年6月のしごと
<2期目 上半期>
- 新しい支援先のみなさまと、パートナー募集とお茶会と——2019年7月のしごと
- 「チームをどうつくる?」一歩ずつ“カイシャへの道”に足を踏み入れる——2019年8月のしごと
- 焦らず急げ。体制づくりの進捗と、小さな会社の“実験”について——2019年9月のしごと
- そろそろ風呂敷を畳みゆくとき。いくつもの「トライアル結果」からの選択——2019年10月のしごと
- 「やめること」を決め、来年の“持ちもの”を一つひとつ選んでいく——2019年11月のしごと
今年1年を漢字一文字で表すとしたら……「忍」ですね。まちがいなく。どうにかこうにか耐え忍……べたかな。たぶん……。
ちなみにグラフィックで表現してもらったのがこちら。
なんとか年内に……この数ヶ月で進めてきたこと
ちょっと感傷的なふりかえりは忘年会のレポートに書いたので、今回はやったことの記録を。月報・ふりかえりグラフィックにもある通り、夏に新たな仕事がいくつかスタートし、10月あたりは完全にパンク状態になっていました。
けっしてムリをして受けたつもりはなかったですが、結局①「会社経営」の部分と、②「商談」「コンサルや企画提案」、そして③「編集実務」「ディレクション」、3つの種類の仕事を、わたし自身がうまく両立できなかったんですよね……。(超ざっくりした切り分け)
で、①②に意識を集中するために、ひとまず、すぐ解決できそうな③の課題から着手しました。
課題
- パートナーのみなさんとのやり取りに抜け漏れが増えた
- アシスタントメンバーへの仕事切り分けがうまくいかないまま時がたつ
- アウトソースした仕事の記録・管理がまったくできてない
- 会社としてのリスクヘッジが微塵もできてない(主に契約周り)
- ディレクションと進行管理、事務仕事や調整、情報の整理とまとめに膨大な時間をとられる
- 単発の仕事をその都度お願いするだけで、チーム的な蓄積ができない
やったこと
- チャットやメールのやり取りをやめて、発注管理および請求業務を一元化するためフリーランスマネジメントツール「pasture」を導入(ミニマムで試験運用していたものを、ほぼ関係者全員に適用)
- 細かいタスクの進捗管理と日々のコミュニケーションを、Slack+Trelloに集約
- 定期案件をご一緒するパートナーさんとやり取りするSlackチャンネルを作成
- クラウドサインを導入して、契約書の保管・管理とやり取りを簡易化
- 編集実務の一部を担ってもらうために、案件スタート時からサポート役の編集者をアサインする
- 書き起こしチームをつくる(これまでは個別に依頼していたのをしくみ化)
- メンバー、パートナーさん同士が交流できる機会をつくる(Slack+忘年会)
とりあえず必要なツールを選んで導入、実際に稼働してみて、なんとか仕組みが機能するところまではたどりつきました。それだけでも、夏頃と比べると相当楽になった感覚があります。
ようやく膨大なやり取り(と抜け漏れによる冷や汗)から解放されましたが、まだまだ効率化して手放せる部分もあるので、来年引き続き、とぎすませていく予定。
ある程度の“基礎工事”がすんだことで、ようやく経営全体のこととか、会社としての提供価値についてを考える余裕が出てきました(遅い)。
年明け第三四半期にやりたいこと、また2020年に取り組む課題については、お休み中に検討して年始のご挨拶とともにお知らせしたいと思います。
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そんな感じで、2020年もがんばります。みなさま良いお年を。
#WeeklyReport 12月分